ボツリヌス療法について
筋肉のつっぱりや痙攣を治療します。
ボツリヌス毒素療法(ボトックス治療)には神経から筋肉への伝達をブロックする作用があります。このため眼瞼痙攣、顔面痙攣、痙性斜頸などの不随意運動の治療に用いられています。
眼瞼痙攣はまぶしくて眼が開けていられないようになったり、瞬きが多くなるというような症状があります。
顔面痙攣は左右どちらかの頬のあたりがぴくぴくして次第に眼が閉じるようになります。
痙性斜頸は頸が左右、時には後へ曲がってしまいます。最近ではこの作用を利用して脳卒中後の筋の硬さ(痙縮)の治療として認められています。障害のある筋へ直接注射することで不随意運動や硬さがとれ症状が改善します。