スポーツ整形外科について
痛みがなくても早めの治療が大切です。
スポーツ整形外科では、脱臼や捻挫などのスポーツ中に受傷する外傷とテニス肘やランナー膝などスポーツ中の繰り返しで起こる障害が対象となります。医師のスポーツに対する理解が深く、スポーツ障害や外傷に対する専門的な知識を結集し、治療を行います。
EARLY DIAGNOSIS, TREATMENT
当院では、MRIやCT検査などを用いて
早期診断・早期治療を行います。
早期復帰へ導き、「治療後も快適にスポーツを続けられるか」「再発を防ぐためには」「外傷や障害といかに付き合いながら良い成績を出すか」など、考慮した治療を行います。
スポーツ外傷について
衝突による打撲や転倒による骨折など、プレー中に瞬間的な外力によって
組織が損傷する場合を「スポーツ外傷」といいます。
PICK UP SYMPTOMS 主な症状
- 骨折
- 脱臼
- 捻挫
- 肉離れ
- 突き指
- 打撲
- 腱損傷
- 靭帯損傷
- 半月板損傷 など
スポーツ障害について
スポーツにより、繰り返し過度の負担が積み重なり、
痛みなどの症状が慢性的に続くものを「スポーツ障害」といいます。
PICK UP SYMPTOMS 主な症状
- 野球肘
- テニス肘
- 投球障害
- ランニング障害
- オスグッド病
- 腰椎分離症
- シンスプリント
- アキレス腱断裂
- ジャンパー膝 など
中高生にスポーツ障害が起こる理由
男性は高校1年~2年生の間、女性は中学3年生頃が成長期です。
成長期ではまず骨が成長し、筋肉がそれを追いかけるように体が作られます。そのため、関節や骨は成人と違って構造的に弱く、圧迫力などが繰り返し働くと、変形などの障害が生じてしまいます。
予防について
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スポーツによる障害や外傷を防ぐためには、準備運動が大切です。
15~20分ほどのストレッチやジョギングでゆっくりと筋肉を伸ばすように行い、体温や代謝を上げ、関節を柔軟にしていきます。 -
急激に運動を停止することは身体によくありません。クールダウンはウォームアップとは逆に運動によって興奮した身体を鎮めて、疲労回復を促す効果があります。
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一定の動作を繰り返し行っていると、関節や筋肉、腱などに負担がかかります。
スポーツ障害は、使いすぎによって起こることがほとんどのため、適度な練習量が大切です。 -
体の成長スピードや体格には個人差が大きく関係しています。例えば、筋肉のトレーニングは筋肉が増えた時期に行わないと意味がありません。指導者は年齢ではなく個人の発育に合わせた指導をするように気をつけましょう。